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白井てり
  • [A109]

白井てり Terry Shirai

Japan / 日本

  • レビュアー賞
    Reviewer Awards
    1
  • 審査員・レビュアー
    レコメンド

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プロフィール / Profile

白井てりの作品ページへご来訪ありがとうございます。

白井てり作家HP
https://terry-shirai.com

今作は、
「国立がん研究センターがん対策情報センター」2017年調査の
乳がん罹患率11分の1に掛けたもので、
11人の女性の乳房と下着にそれぞれのストーリーを設け、
誰もが当事者になり得ることを
西洋の伝統陶芸手法を用いて表現しています。

学術的根拠に基づく乳がん発症要因や
社会から期待される「女性」など
白井の視点で見える情報を各キャプションに忍び込ませ、
11人の女性が身近なおしゃべりを繰り広げています。

制作は、
女性が思わず「わぁ!かわいい!」と感じることを意識して
薄く繊細なレース生地に
液状磁土を染み込ませて造形し、
1200℃で約20時間焼成する手法を用います。

焼成により、
破裂したり破れたり、
磁器でありながら、
触れただけでも破片が崩れ落ちてしまうほど
デリケートなパーツです。
完璧に焼き上げることよりも
女性の心や身体の変化と同じなまなましさを優先しています。

感性とエビデンスのまじわりで、
作品をご覧になった方のヘルスリテラシーが向上することを目指した作品群です。


2019年10月朝日新聞掲載記事「レースの乳房、店内にずらり 恥ずかしがらず向き合って」
2020年10月船場経済新聞掲載記事「大阪・本町の薬局で「乳がん啓発展」 11組の乳房と下着で「誰もが当事者」

Profile
大阪生まれ。
「女性の健康」と社会のかかわりを表現するアーティスト。
大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生教室「健康医療問題解決能力の涵養」プログラム履修。

18世紀ドイツで王侯貴族への献上品としてはじまった伝統陶芸手法をもとに
美しいレース生地と液状磁土を1200℃で焼成し、
感性と学術的根拠のまじわる「ウィメンズヘルスアート」の制作をはじめる。

生活者の意図せぬ機会に「かわいい」を通じて健康対話の創出を目指している。